urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

吹奏楽の聖地

コンクールとかコンテストとか、そういう勝負事の世界には縁がないと思っている。

せいぜい校内合唱コンクールとか仮装大会とかそのレヴェルでクラス1位をとったことがあるっていう程度なので、学校代表とか、地区代表とか、ましてや県代表とか、そんな代表に選ばれるなんて夢のまた夢だし自分にはそもそもそういう縁はないと、そういうものだと思っていた。

それを「諦めている」といってしまえばそれまでだけど、吹奏楽部での夏のコンクールで上位入賞できる団体は指揮者、すなわち指導者の力が絶大だということは子供心にもわかっていた。

だから、私個人がどんなに一生懸命練習しても私が通っている学校の吹奏楽部で全国大会に出場できることは叶わないので、中学高校吹奏楽の全国大会の開催地について憧れを持つとか目標にするとかそういうこともなかったのだが、その何十年にもわたって「聖地」「吹奏楽の甲子園」とされてきた普門館が閉館するということで行ってきた。

そもそもotoshimoが会社員時代に大変お世話になったのがここ普門館を拠点とする佼成出版社で、その挨拶をかねてだったので、私も「せっかくだから」で最後の普門館の姿を見に行ったというわけ。

2011年の震災をきっかけに(おもに観客席に)耐震強度に問題があるとのことで2012年から使用不可になってしまった普門館。5000席の大ホールの閉館には惜しむ声も多いけど、買い取って修理維持してくれるような大金持ちがいるわけでもなく……こうしてまた一つの時代が終わってゆくのだな。