urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

巨大コミュニティ

先週高校の創立50周年式典で静岡に帰ったばかりだけど、今週は大学の吹奏楽部創部50周年の記念式典。大学そのものは創立63年くらいで、当時は現在のさいたま市役所や北浦和公園のあたりに校舎があったとか。吹奏楽部が創部された1962年頃は学部も増えてちょうど現在の位置に移転するかどうかといった時期で、今でこそ交通の便が良くなったけど当時はホントになにもない場所でアクセスも悪かったので、どこで練習をするかで部内でも議論になったとか。
今日はそんな創部に携わったOBから現役バリバリ学生部員まで、年の差半世紀、総勢約300名が集まりました。

大学の吹奏楽部から生まれたわれらさいたまファンファーレクラブがその名にふさわしくファンファーレを生演奏。50代のなかではちょうど中間の年齢層になるんだなぁ。

私が在籍していた1992〜95年度は、4学年合わせて初めて部員が100名を超すという快挙を成し遂げた時期で、その2年前にコンクールで全国大会出場を果たしたという功績も手伝って部員が大幅に増えた頃でした。だから部活の友人といえば軽く100名超えなわけで、FBのお友達も自分のなかでは一番多いコミュニティとなっています。
でも、同期とはあまり繋がってない。今回も32人いた同期のうち4人しか出席しなかった。巨大コミュニティにはそれなりの悩みがあって、吹奏楽なのだから人数が多いほうが楽しめるのも事実なんだけど、多いからこそ音楽性の違いや部の運営方針に食い違いがでてきたりするのも事実で、それに加え就職難だったこともあって卒業する頃にはなんとなくぎくしゃくしたような、そんな関係になってしまったような気がします。
だけど部活というのは縦の繋がりのほうが強い。在籍当時もOBがよく部室に遊びに来ていたし、演奏会に聴きにきてくれたりコンパだといって酒を大量に飲まされる代わりにおごってくれたり。10年以上年上の先輩と久しぶりにお話しできるのも部活の繋がりならでは。卒業してからも先輩たちと一緒に楽器吹く機会があったので、本当に「やぁ久しぶり、元気?」みたいな。そういえば自分だって10年以上年下の後輩たちと一緒に楽器吹いてるゃ。
創部当時は教育学部の音楽科の学生が中心になっていたこともあり、埼玉県内では知らぬ人はいない名教師、名指導者*1になっている方もちらほら。若いOBたちが実は教え子だったとか、その教え子も今はベテラン教諭だとか。埼玉県教育界における埼玉大学の地位は政財界における東京大学みたいなもんだなぁと改めて実感。。

終宴後に在部時トランペットを吹いていた人々が集まって記念撮影。50年で延べ約1000人の部員が在籍し、そのうち約110人がトランペット担当だったようで、こうして集まるといやぁ、なんだか、すごいの一言に尽きます。

*1:なかには教育長もいらっしゃいます