urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

高学歴の世界

以前、とあるはてなユーザーのブログが話題になった事があって。
彼女は自分を「低学歴の世界」の人間だと称していた。この言葉自体は彼女が読んだ本の一節にあったものらしいけど、心にとても響いたという。そして赤裸々に記された彼女の周囲にいる「低学歴の世界」の友人達、いわゆるDQNとも称される人々の行動、言動、それらは私にとってはかけ離れたものだった。
なぜなら私はどちらかといえば「高学歴の世界」の人間。
本当は高学歴というにはおこがましいけど、市内で2番目レベルの高校へ入学し、国立大学を卒業して教員免許を取得するレベルというのは、たとえパッとしない学歴でも低いか高いかどちらかといえば高いほうに属すると思う。
ただ、自分を「低学歴の世界」の人間だと称する彼女の文章は、とてもそうは思えないほど深く、多くの人々の心に響き、彼女自身が把握できないほどの反響を得ていた。中には批判的な意見もあっただろうし、心ない言葉をぶつける輩もいただろうけど、私と同じように感銘を受けた「高学歴の」人間も多かったと思う。
彼女の文章を読んで考えさせられたのは、「低学歴の世界」である彼女に対してというよりも、私の周囲に多く存在する「高学歴の世界」の人間に対してだ。
家庭環境もそこそこ裕福で、こどもの頃から勉強ができて親にも先生にも迷惑かけない子で、地域でもトップレベルの高校、大学(大学院)を卒業して、それなりの企業に就職、学生時代もしくは職場で知り合った人と結婚し、円満な家庭を築く・・・・「高学歴の世界」の人間誰もが当然であろうと考える人生。そんな人生を送っている友達は私の周りにもたくさんいる。「高学歴の世界」の人間は、こどもの頃から「勝つ」ことを強いられてきた。だからテストで満点を取るとか、学年で1位を取るとか、そういうことこそが美徳で、誰かに「負ける」ことを恐れ、もし「負け」たらいつか見返してやると闘志を燃やす。時には倍返しに成功する。。
そうして大人になった「高学歴の世界」の人間は、さぞ何においても立派であろうと思いきや、実はそうでもない・・・?? そういう場面に遭遇することがあって。まぁそれについてはまたの機会にでも。


いやぁー、考えさせられる。