urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

音楽で繋がる縁

舞台上でヒィヒィ吹いてる人を尻目に少ない出番を悠々と演奏するバンダ好きのわたくし。学生時代から進んで立候補してたおかげかなんなのか、このたびバンダ要請があってはるばる溝の口へ。
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話は変わるけど、52歳になった今も現役を続けるサッカー選手の三浦カズはワールドカップ出場を夢見ていると取材に応えていた。あれだけ日本のサッカー界に多大な影響と痕跡を残している彼でも「悔しさ」を胸に抱えていて、それがバネになって今の活動に生きている。
「悔いの残らないよう」生きるとはよく言うけれど物事に満足したらそれで終わってしまうので、その先を行くのであればある程度の「悔い」は残しておいたほうがいいのかもしれない。

私はどうしてもトランペットが吹きたくて高校時代にトロンボーンから転向したけれど、スタミナは足りないし高音も出せず同じパートの同級生からは「やっぱトロンボーンだったから高音は無理なんじゃないの?」なんてバカにされていた。それが悔しくて「いつか見返してやる」と、朝も昼も自主練したけど、自分が満足できるまでには至らず。大学の吹部ではトップ吹きも務めたけれど、果たして「見返した」結果になったのだろうか。
自分にとって「満足」したのは吹奏楽で、大学で百人規模の吹奏楽団のトップ奏者を経験した時点で吹奏楽に未練はないけど、楽器の演奏に関してはまだまだ「悔しさ」が残っているから40代半ばになった今でも続けているのだろう。

とはいえ「悔しさ」だけじゃ続けられない。もし今、私をバカにしていた同級生が「オメェすごいな。参りました」と私を認める発言をしたとしてもトランペットを吹くのは辞めないし、逆に「ま、今の私があるのは高校時代キミにバカにされ続けたおかげだよ」と感謝するかもしれない。

長々と結局何が言いたかったかといえば、高校時代ろくに吹けなかったトランペットを続けていたことで、社会人になって大学OBでブラスアンサンブルを始め、さいたま市の楽団で演奏する人と繋がり、ひとまわり近く年下の大学の後輩と繋がり、そして巡り巡ってみんな一緒のステージで演奏できたと。まぁなんて素晴らしいことでしょう。f:id:studioemix:20190311204056j:plain