雑な草

真夏の間は雑草も生えないくらい暑い日々が続き、雨も丁度いい感じで降ってくれたおかげで庭の手入れもいいかげんにしていれば平気だったのに、すこし涼しくなってきたら一斉に雑草が生えだし、まるで空き家のような荒れっぷりになってしまった。
これはいいかげんマズい。ということで半日以上を費やして庭の大掃除を決行。
ところで、俳優はみな役者なのであって「脇役」という呼び方をするのはおかしい、なんて話を聞いたことがあるけど、考えてみれば植物も「雑草」という分類はなんだかヘンだ。蚊やゴキブリを「害虫」というのと同じで、あくまでその人に取って不要なものってだけなんだよね。
庭でいえば、自分で育てる予定のない植物、いわば「招かれざる客」が雑草なわけだ。だけど雑草なんて種類の植物などなくて、どんな植物にも（人間がつけた）呼び名がある。そうやって考えると一体どれを抜きゃいいんだ？　ってなってしまうのだけど、少なくとも今は「人の踏み込まない荒れ地の風景」と化しているのが現状なので、片っ端から抜いていくことに。
そしたらなんと、春に植えたバジルまで一緒に抜いてしまった！
ま、まぁ…ハーブも見方を変えれば雑草なんだけど。。。
かろうじて勢い良く伸びきっていた1株だけは生き残ったので、先端のほうを摘み取って料理に。