urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

おまもり

こどもの頃から頭痛持ちで、外出して疲れたときなど大体頭痛に悩まされていた。そんなわけで頭痛薬はカバンの中に常備しているのだけど、ピルケースの中には「飲まないクスリ」が入っている。
デプロメール」「デパス」・・・私が十年くらい前まで飲んでいた抗うつ薬うつ病診断された直後は1年間ほどこれよりももっと強い薬を飲んでいたけれど、症状がよくなってきてからもらった薬がこれらで、調子が悪い時に飲むようにと病院でいただいた薬がまだ何錠か残っている。

10年前までは確かに、気分が落ち込んだ時にすぐ飲めるようにと薬袋ごと持ち歩いていた。即効性があるものではないから、飲んだからといってすぐに調子が良くなるわけじゃないし、自分の中では抗うつ剤などタダの気休めだと思っていたので、やっぱりツラいものはツラかった。でも、その「調子が悪い時に飲む」ために持ち歩いていた薬が、いつの間にか補充をすることなくピルケースの中に残っている時間のほうが長くなった。
もちろん、10年以上も昔に処方された薬などどちらにしても今は飲めないのだけれど、今でもカバンの中に持ち歩いているのは「おまもり」としての意味合いのほうが強い。最初は「調子が悪くなったときに困らないようにするため」のおまもりだったこの薬、今は「もう二度と飲まないようにするため」のおまもり。


そういえば、最近は頭痛薬も飲まないことが多くなった。