urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

竜の爪

先月の演奏会を聴きにきてくれた中学時代の同級生と、せっかくだから今度みんなで一緒に飲もうぜって話をしていたので、関東在住の4人でとりあえずのプチ同窓会。
emixの通っていた中学は2年の時に新設校ができたので、1年時の同級生のおよそ半数が3年間ともに過ごしたことになる。以前、5月にもプチ同窓会をやったのだけど*1、その時は1年のクラスメイトだったので実質1年間しか同じ学校に通えなかった友達がいた。
まぁどちらにせよオトナの都合で友人関係まで操作されてしまった中学時代なんだけど、新設校もそれなりにおもしろかった。4人も集まれば皆それぞれの記憶を辿って同級生の名前がでてくるでてくる…同じ学び舎で同じ時間を過ごしていても、それぞれの目線からの中学校生活はどれも同じものがなく、過去の話をしていても新鮮な気持ちになった。
とはいえ久しぶりに会う同級生、話題に詰まったら困ると思い、emixお得意の「思い出の品」を持参。なんでこんなものまで持ってるの? ってくらい保存癖の塊が役に立つ時が来た。卒業アルバムと卒業文集、そして中学2年のときに書いた決意の文集には一同感動(?)の嵐。中二病という言葉がある通り、リアル中二の決意は本当に浅はかで恥ずかしい。
私も丁寧に保存していたといっても引っ張りだして読むのは卒業以来だと思うので、一体どんな稚拙な文章を書いているのか読んでみると、リアル中二の決意には「一度決めたことは最後まであきらめない」と書いてあった。
・・・ほぉ。
その決意によって将来身を滅ぼすことになろうとは、中二の私には想像もできなかっただろうね。確かに「一度決めたことは最後まであきらめない」ことは大切だけど、あきらめないことが大切なのではなく、うまく軌道修正をはかりながら目標により近づけて行くことが大事なんだ。「決めたこと」だってすべてが正しいわけじゃない。
「一度決めたことを最後まであきらめない」ことこそが正しい道であり、あきらめてしまったらそこでもう全てがダメな人間なんだという呪縛に悩まされ、遠回りをしてしまったけれど、やっと中二病からは脱出できたのかもしれない。

*1:id:studioemix:20140502