urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

カミングアウト3

心療内科を受診したもうひとつに、PMS*1への疑いがあった。
時々おこるイライラや落ち込みが自分のホルモンサイクルとリンクしているのではないか、昨年の引っ越しうつ*2疑惑あたりからもしかしたらという思いもあってのことだったのだけど、あれから約1年経ってみて必ずその時期だけに起こるという確証もなく、個人差や症状の違いなどでうまく説明できず、カウンセラーさんにも少し触れただけにとどまった。
とはいえ全く可能性がないとも言い切れないし、ホルモンサイクルの面でいえば婦人科という選択肢もあり得るのでがん検診を受けるという名目で今月半ばに産婦人科を受診した。
数年前に月経不順で受診したときは生まれて初めてだったこともあって家から随分離れた女医のいる婦人科を受診したのだけど、もう勝手はだいたいわかっているので徒歩で行ける一番近い婦人科へ。問診票へは過去の病歴を記入する欄があるけど、だいたい内蔵や血液系の不調を記入する欄しかない。でも、症状が症状だけに過去にうつ病を発症したこと、今は薬は飲んでいないがカウンセリングを受けていることを記入した。
初老の医師は問診票を見ながら私用に作られた新しいカルテに症状などを丁寧に書き込む。軽く話をしたのち、いざ内診台へ。(婦人科の内診台ってホント緊張する…)
がん検診と一緒に診てもらった超音波検査で、筋腫が見つかった。
子宮筋腫」それ自体は良性腫瘍のため命の危険に晒される心配はないのだけど、医師によるとこぶし程度の大きさだという。数十年ほど前まではこぶし大の筋腫が見つかったときは手術しかなかったのが、最近はいろいろな方法で治療ができるとのこと。今回初めて見つかったこともあり、今すぐ手術の覚悟をする必要はないけれど、年齢的にも閉経までにまだ年月があることや、今後こどもを産む予定がないのであれば子宮全摘出を勧められた。
今後もこどもを産むことはないだろうと心の中では思っていても、いざ本当にこどもが産めない身体になることが現実味を帯びてくると何とも言えない複雑な気持ちになる。医師からは「あなたはデリケートな性格だから、ゆっくり考えて、今すぐに答えはださなくていいから」と大変穏やかな口調で諭されたけど、やはり私のココロは立っていられず、その日はバンド指導の仕事をキャンセルしてしまった。