あとちょっと

ウチには調味料や食材がちょっとだけ残ってるという現象がよくある。
例えば蜂蜜や味噌の容器、シリアルなどの日持ちする乾燥食材。食材だけでなく洗剤やクリームなどの日用品も。頻繁に使うようなものはそんなことはないのだけど、お店で紹介されていて試しに買ってみたものや、これを機に習慣化しようと買ったものなどなど。あと2〜3回使えば使い終わるのに、なぜかそのまま使わなくなってしまい、期限が切れたり劣化してしまったり。
あとちょっとというところで飽きてしまうのだろうか。でも、それまで何十回も使ってきたものだ。そこまで使ってきたのに残りあと2〜3回で興味がなくなってしまう。
その「あとちょっと」ができないというのは、ものすごく重要な気がする。
だって、その「あとちょっと」をがんばれば次のステップに進めるかもしれないのに。次のステップに進めないならもっと早くに見切りをつけてしまえばいいのに。三日坊主にならない気力はあるのにあとちょっとの手前までの気力しかないなんて、それこそなんだか損してる。
「あとちょっと」の気力が残らないのは、最初の気力が無駄に大きすぎるんだろうなとも思う。気合いを入れ過ぎて最後まで持続せず、あとちょっとのところで燃料が切れてしまうんだ。

私に必要なのは「あとちょっとの努力」より、持続できる「いい加減の努力」なのだと思う。