urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

ジェネレィション3

毎年7月に行われるotoshimo出身高校の同窓会は、故郷香川を離れて関東圏で暮らしている人々によるものが一番大きいらしく、出席者は高校を卒業したての若者から上は旧制中学&女学校出身者まで総勢1000人超。そんな大きなイベントなので、幹事は卒業25年(43歳)を迎える学年が総出で担当する。
と、いうことで今年がその学年にあたるotoshimo。7月の同窓会に向けて今から月1以上のペースで打ち合わせが入ってる。本日はパンフレットの打ち合わせとかで同級生のかたと我が家で打ち合わせ。まぁタイヘンだこと。せっかくウチまで来てくだすったので、近所のウマい居酒屋で夕飯をご一緒させてもらった。
彼女はよくバックパッカーとして世界中を旅行しているらしく、この冬休みもボリビアまで旅をしてきたばかり。初の海外旅行を大震災で阻まれてしまった私にはとても想像つかない世界の話がたくさんあって、視野の広いかたの話や考え方にとても憧れる。
otoshimoの出身高校は香川、というか四国でもトップクラスの進学校。医者だの弁護士だの国会議員だの一流企業の部長さんだのそりゃまぁ錚々たるメンバーですよ。所謂「勝ち組」とでも言うべきか。
同窓会というのは久しぶりに会う級友と懐かし昔話に華を咲かせつつ、だいたい「で、今なにしてんの?」っていう話になるから、そこで話せるネタがなければ行っても意味がない。それどころか惨めになるばかりだ。故郷を離れ東京で華咲かせたると息巻いて、東大早稲田慶応…といった一流大学卒が顔を並べるなかで、三流国立大出身、しかも内定した会社が潰れて就職浪人なんて負け組もいいところ。そんな感じでotoshimoもかなり長い間同窓会には顔を出さずにいた。それがココ数年参加するようになったのも、同じ尺では測りにくいデザイナーという職業としての立ち位置を得たからに他ならない。
これはotoshimoの高校に限った話ではなく、地方のトップレベルの進学校出身者なら何かしら思い当たる節があるらしい。私たちの世代は第2次ベビーブームの頂点で、生まれた時から競争だったせいか、モノゴトを勝ち負けで判断する癖がついてしまっている。その中でも「高学歴の世界」の人間は、各々の価値観での「勝利」を確信しないことには気が済まないのだ。逆を言えば一度「負け」てしまったら「未来がない」のだ。
なんとも窮屈な。。。