urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

ネタバレ?

はてならしく読書感想文をば。

めぞん一刻 文庫版 コミック 全10巻完結セット (小学館文庫)

めぞん一刻 文庫版 コミック 全10巻完結セット (小学館文庫)

先月johnさんから借りた「めぞん一刻」全巻読み終えました。
下宿人の大学生(出会った当時は浪人生だったけど)が、年上の美人管理人さん(しかも若くして未亡人!)に恋をするなんて、男子の憧れプロットなのだね。だから人気なのだね。うんうん、わかるよ。
小中学生の頃にアニメで観ただけでぼんやりうろ覚えだったんだけど、ちゃんと読んでみると五代君は優柔不断ながらも響子さんにちゃんと想いは伝えてる。寧ろ響子さんの嫉妬深さが仇となってすれ違いが起こるっていう展開に、響子さんどんだけツンデレだよ! と。
優柔不断で、ここぞって時に男らしさをアピールできないという五代君の一面に共感する男子が多いのと同じく、なんとなく想いを知っていながら、且つ自分も彼に対する恋心に気付いていながら、本当に自分の事が一番好きなのかどうか、本当に委ねてしまっていいのかどうかを試そうとする響子さんの一面に共感してしまう女子も多いはず。
そんな響子さんのツンデレっぷりに見事に共感してしまったemixですが、この物語を10代の頃に読むのと、酸いも甘いも経験してしまった40代で読むのとでは随分感じ方が違うなと思いました。響子さんは20歳で結婚して新婚生活わずか半年での未亡人。長年連れ添った間柄であれば亡き夫に対する深い愛情を裏切る事に対する葛藤がよりいっそう深く感じられるのだけど、たった半年ならば、大して深くもないよね。もう忘れてもいいんじゃね? ていうかどっちかっていうと忘れるよね? って思っちゃうわけですよ。まだ若いし。男なんていくらでもいますですよ。
あとね、響子さん、初恋の相手と結婚したわけですよ。なのに惣一郎さんは結婚半年で逝ってしまった。でもだからこそ、美しいものは美しいままで彼女の心の中に永遠に焼き付けられる。やっぱり初恋は儚いものなのだな、と思ったわけです。
それから、五代君ってば大学卒業直前に内定した会社が潰れて就職浪人してしまうのだけど、これってどこかで聞いた事あるよなぁ。。。。。ってかotoshimoじゃん!?


というわけで、そんな人生でも結婚はできます(結論)