urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

ゆるゆる寄席

仕事でおつきあいのあるイラストレーターさんから寄席の割引券をいただいたので、鈴本演芸場へ行ってきました。
落語は近所のコミュニティ施設のホールで一度だけ鑑賞したことがあったけど*1、演芸場での寄席は初めて。平日の、この年の瀬の最中に寄席なんて余程の暇人か寄席好きかどちらかしかいないので、お客さんもゆるーい感じで、噺家さんもゆるーい感じで、一人15分の持ち時間を存分に「ゆるく」楽しみました。
落語は初心者だけど、たまたま一昨年に聞いた演目をやってる人がいて、「あぁこれ知ってる」なんて耳で聞いてたら、やっぱり噺家さんによって多少のアレンジが加えられていておもしろい。音楽でも人によって同じ曲でもアレンジが違ったりするものね。
トリの師匠による落語は「柳田格之進」という人情噺。落語というと必ず大笑いする部分があるのかと思ってたけど、そんなことないのね。言ってみれば、超絶技巧満載の曲じゃなくてメロウなバラードを、お客さんに泣かせる演奏をするみたいな。
笑いが一切ない噺を、お客さんが引き込まれるような演技ができるのかどうかって本当の技なんだなーって素人っぽい感想だけど、また寄席には足を運びたいなと思いました。

*1:id:otoshimono:20120127