urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

心のケアと音楽と

今日は久しぶりに小学校金管バンドのアルトホルンレッスン。
大学の先輩haruyo先生にお呼びいただき今年度から定期的に面倒を見ている学校です。私ってば本当に学校の先生をやってたんか? ってくらい人の名前を覚えるのが苦手で、2学期も終わりに近づこうとしているこの時期になってやっと一人一人の名前が言えるようになりました。
そのくせそれじゃぁアルトホルン(テナーホルン)についての専門的な勉強をしてきたのかというとそういうわけでもないので、音大仕込みの他の外部講師の先生方の指導法からするとかなり我流で、なんだか申し訳ないなぁという負い目を感じることがままあります。彼らは師匠のもとでみっちりレッスンを受け、その教えから得たものをさらに自分の弟子なる子どもたちに教え伝えている。もっと真面目に、楽器を使わないで呼吸法から順を追って教えたほうがよいのか、マウスピースだけでブーとかやったほうがよいのか、教則本を利用したほうがよいのか。。。
レッスンというのは上達するために受けるものだから、その後成果が現れないことにはレッスンの意味がないのではないのかとか、いろいろ考えちゃうと教師を挫折したときのようなマイナス思考が頭を巡ってしまって・・・うぁあぁぁぁ。。。


・・・だけどその頃からいいかげん私も学習しましたよ。
今回久しぶりにアルトホルンパートの子どもたちと対面してみますと、なんだかみんなにこにこしてるんすよ。まーおだっくい男子は相変わらずべちゃべちゃおしゃべりが激しいですけども、「あと●分(でおわる)〜♪」とか言ってたりしてますけども、なんだかんだ言って私が「やるぞ!」て合図とるとちゃんと吹き始めるし、結局時間をオーバーしても文句言わなかったし、女の子達はホントに嬉しそうだし。
実はメンバーの中に不登校児童がいて、一学期は教室に足を踏み入れるのも難しいという状態でクラブ活動も休みがちだったんだけど、その子が今日はすっごく生き生きとしていて、新入部員のお友達に一生懸命教えてたのを見ると、あながち私の存在も少なからず影響を与えてるのかもしれないな、と思ってみたり。
リーダーの女の子は責任感が強くてしっかり者なんだけど、以前指導に来たときにちょっと情緒不安定で友達とけんかしちゃって、その仲裁に私が入ったりしたこともあったし。今は外部講師という立場であるけど、教育学部での専門的な勉強とほんの2年半の現場での教師経験が、私の小学校金管バンド指導の「付加価値」にすべきところなのかな〜と、ちょっぴり自信ポイントがついたのでした。