中一病

昨日用事があって都内に出たら、見事に電車遅延にハマる。埼京線が止まったり遅れたりすることはよくあるけど、今回の原因は五反田駅山手線ホームでの人身事故。あとでネットで確認したら記事になってたようで。中学一年の女子生徒の自殺ではないか、と。原因はよく分からないとのことだけど、もし本当に何か思い詰めた先の自殺だとしたら大変いたたまれない。

中学一年…13歳。そういえば私の半生では未だかつてこれ以上衝撃的だった一年もなく、少なくとも自殺なんて考えられないほど日々いろんなものを吸収した一年だったな。
ぬくぬく育った私立の小学校からの荒れまくりマンモス公立中学校への入学。当時からイジメ問題は深刻で、自分がイジメのターゲットになったら…なんてびくびくしてたことは当時書いていた日記を読んでも明らか。プライベートでは父の死に直面したり・・・今思えば不安定な思春期によく乗り越えてきたなぁと自分でも感心してしまったりもするけど、だからこそのバイタリティたるやハンパなかったんだとも思う。
イジメに遭わないようにと時に自分をアピールし、自分なりに友達を気遣い、とにかく必死だったこともあってか、当時の友達からの手紙やサイン帳には自分が思った以上に慕われてる記述があって、「本当にコレが自分なのか？」と疑ってしまうくらい。所謂モテ期。
でも一度モテ期を経験すると、それを懐古するクセがついてしまうですよ。あの頃は良かったんだなぁ…と。で、今度は何をするにも空回りしてしまう。あれれ？　こんなハズじゃないのに・・・あれよあれよとどん底に陥ったのが26歳頃。そうか、やっぱり自分の一番のピークはあの頃で、これからはもう二度と何をやってもうまくいく時期は訪れないんだっていう負のスパイラルにいつの間にか巻き込まれて抜け出せなくなってた。

そして、
自分がモテ期だと思ってた13歳から、どん底だった26歳を経て、ちょうど今年は3倍生きる歳になる。