urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

飾りじゃないのよ

友人が半生について書いた日記を読んだ。同い年の彼女は国語教諭で、今では中堅〜ベテランという立場にあるけれど、赴任間もない頃の壮絶な体験がいまでもトラウマになって離れないということをどうしても文章に書き留めておきたかったらしい。
内容は本当にココには絶対書けないほど壮絶なもので、もしも私が体験していたら間違いなくもうこの世にはいなかっただろうと思う。そんな体験から立ち直っていく様子を彼女なりに客観的に順を追って書いていた。でもまだ奥底に見えないトラウマがあって、それが一体なんなのか模索し続けながら生きている・・・と、長い文章は締めくくられていた。
人間40年近く生きていればいろいろなことが起こる。特に親しい間柄でもなければ学生時代の友人と繋がってることもなく、最近のSNS人気のおかげで久しぶりに再会した友達が、自分の知らないところで自分よりはるかに壮絶な経験をしていることを知ったときの衝撃。。。涙があふれるとともに、自分がそこまで追いつめられるような経験をしたわけでもないのに勝手に思い詰めて病気になって早々に教員を辞めたことを恥じた。
でも彼女は、私の経験に対して「恥ずかしいなんてことはなくて、すべてあなたの人生に必要だったもの」だと言葉をかけてくれた。号泣。彼女はそうして日々自分の人生について問いかけ、答えを探し求め、そして教え子達とともに歩んでる。きっとそういう尊敬に値する先生なんだろうと思った。


また、彼女が一番つらかった頃、時には気にかけてくれた人もいたけれど結局は助けてくれそうな人を自分で見極めながら頼っていった、とも書いていた。そう、結局は自分で解決していかなきゃならない。というか、自分で解決したからこそ今こうして生きているんだと思う。そういう人は、生きている重みが違う。