urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

アートの魅力

otoshimono家は業務上宅配便を利用することが多いのですが、クライアントさんにどうしても本日中にブツが欲しいと依頼されることも割とありまして、でも作業時間から逆算しても宅配便を利用していたら間に合わない・・・そんなときのemix。はい。自ら届けに行くわけですよ。違う。行かされるわけですよ。自家用徒歩便。
届け先は初台。遅くても16時半には〜ということで届けに行きました。ふぅ。その後は丁度よいことに19時半から四ッ谷で大学OB会の打ち合わせがある。ん? 丁度よいといってもあと3時間もあるではないか。1時間くらいならカフェでのんびりしてたらあっという間だけど、3時間はいくらなんでも、長い。
さて、どうしたものか。。。
時間の潰し方について初台のお届け先でお使いを終えて悩むこと数秒、振り向くとなんとそこはアートギャラリーだった!

これこそ出会い。行くしかないでしょう。というわけで美術鑑賞とあいなりました。アーティストTAKESHI KITANOが一昨年にパリで開催した個展の日本凱旋展。実は私ノーマークで…でもたけし画伯の作品はちゃんと鑑賞したことなかったのでじっくり堪能できました。
一番印象に残ったのは、「難しい言葉や思考などいらない、とにかく楽しんでもらえれば…」という彼の言葉。芸術なんてわかんねーよ! という人にだって観る権利はあるし、そういう人が作品を観て感じたものがアートになるわけだし、「『理解できる人にだけ分かれ』ではない」という彼のアートに対する姿勢にコメディアンビートたけしの魂を感じました。
とは言っても、「これが私の表現です」と作品を目の前にして、「おぉすばらしい!」と感じられるのか「何なの? このヘンなモノは!」と一蹴される違いって何だろうといつも思うのです。たとえ有名人が描いた絵でも「素晴らしい」と受け入れられるものもあれば「ヘンなの」と見向きもされないものもあるわけで、その違いはいつも紙一重。そこには技術や知名度だけでは語れないオーラを感じずにはいられないのです。


ほら、女の子が初デートの誘いを受けた時、「超嬉しい♥」て思うか「超うざいんですけど」て感じるかの違いと似てる。