urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

夢はおおきく

夏にアニソン採譜のお仕事をしたんだけど発売がいつだか知らなかったので、調べてみたらもぅとっっくに過ぎてたみたい

学研「あにみゅ!」2011年夏号(8/8発売)

こういうお仕事はある意味すき間産業的なので、耳コピして楽譜を作成したからといって印税が入る訳ではなく、どちらかと言えば原稿料がもらえるだけです。
売れれば売れた分自分のところにマージンが入るようになるためには、自分の著作を売らなければならない・・・ということで、出版社さんに「持ち込み&売り込み」作戦開始。
30代前半にして一人で楽譜出版社を立ち上げたという「フォスターミュージック」女社長makiさん。
大学の吹奏楽部の恩師、近藤久敦先生から紹介されて浄書のお仕事をいくつかやっているのですが、彼女のパワーにはいつも圧倒されつつも励まされます。彼女自身サキソフォンを演奏する関係でサックスアンサンブルや木管アンサンブルの楽譜のラインナップの充実に比べて金管が少ないとのことで、私が今までSFCの演奏会で演奏するために編曲した作品をいくつか見てもらいました。
日本の吹奏楽界の大半は中学高校の部活で占めています。彼女のお客さんも学校の先生がほとんどで、吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストで演奏できる楽譜の問い合わせが多いようです。ということで、アンコンでも演奏可能な楽譜からまず出していくことで合意。
学校外に目を向けると金管アンサンブルといえば10重奏スタイルで活動している団体が多く、その人たちが常に楽譜を探していることを知っているので、私としてはゆくゆくは10重奏の楽譜も…と思っているのですが、やはり日本ではアンコンの規定である「8重奏まで」という楽譜のほうが人気があるみたい。さらに最近では少子化&部員減少のために「4人で演奏出来る楽譜」とか「アルトサックス3人で…」とかそれぞれの実情に合った楽譜を求めるお客さんが増えているとか。。
どこの世界でもお客さんのニーズが細分化されていて、それに対してどれだけ真摯に対応できるかってのがカギになってくんだなぁと感じました。
というわけで私が編曲した楽譜が出版される日が現実的になってきました。