urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

かみひとえ

朝何気なく観ていたBS-hiの番組で、五百羅漢図(裸漢のほうじゃないよ)について特集されていたんだけど、狩野一信という絵師の描いたそれには、現代のアニメーションに通じる躍動感や、物語性が一枚一枚の絵に表現されているということで、ほほぅなるほど昨今のアニメーション文化の繁栄には日本人ならではの感性が不可欠だったんだなぁと思った次第です。まぁその辺は鳥獣戯画が描かれた頃(平安時代頃)からアニメ魂なるものが垣間見えていたわけで、江戸時代末期にはじまった話じゃないんですが。。
で、その羅漢図、よくよく見ると女性が首を吊っていたり、木馬に乗せられて酷い拷問を受けていたり、そんな場面も多く描かれているわけですよ。いわばアングラ的要素たっぷりな。先日、遊べる本屋でお馴染みのヴィレッジヴァンガードがそういったサブカル系、エログロ系の商品を撤去するとか、西武渋谷のサブカル展が中止になるといった話題がありましたけど、この羅漢図が芸術として認められているからこれは「アート」で、でも、一歩間違えれば「放送禁止」になるわけですよね。もちろん時と場所をわきまえろといったこともあるのでしょうが。


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このような「紙一重」的な場面、日常でもよくあるなぁと思いまして。
まったく同じことをこの人が言ったら共感されるんだけどあの人が言ったらドン引き…というような。 自分もまんざらでもないと思っている人から話しかけられれば嬉しいけど、そうでもない人から話しかけられれば「ウザイ」んだよ、みたいな。だけどそのときはそうでもない人だったとしても場合によっては嬉しいに転じることもあったり。じゃその「嬉しい」と「ウザイ」の境目ってナニ??
結局はその人のひととなりや、信頼関係なんだよね。酷だなぁ。