urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

拍手してはいけない

昨日は私がアルトホルンを教えている小学校が発表会だというので、さいたま市文化センターまで行ってきました。
さいたま市小学校管楽器連盟演奏発表会
各校10分弱の持ち時間でこの日のために練習してきた曲を精一杯演奏しておりました。最近の教育現場は、カリキュラム自体も過密スケジュールの中、こういった課外活動をおこなう時間を確保するのが難しく、また、各家庭のライフスタイルもさまざまになってきた中で「児童を放課後に集める」ということもなかなか大変になってきているのですが、そんな中で練習して大きなホールで披露できる演奏をする、ってのはホント素晴らしいことだと思います。指導されている先生、陰で支える保護者のみなさま、それから子どもたちには感心しきりです。
私が教えに行った小学校も、一ヶ月半前に私が行ったときはホント「まぢこの曲できんの?」みたいな不安感たっぷりだったんですけど、あのとき全然吹けなかった子がちゃんとソロで吹いていたり、きれいな音で鳴らしていたりするのを聴いて、心底感動しました。
この演奏発表会、もうひとつびっくりすることがあって、以前も書いたんですけど*1
「2曲演奏する学校の、1曲目終了後には拍手をしてはいけない」
という注意事項を、なんとしても守らせようとすること。組曲形式のものを演奏するわけでもなく、課題曲・自由曲を演奏するコンクールのように緊迫した雰囲気でもないわけで、上記のように子どもたちがこの日のために必死で練習してきた2曲を発表しているわけですから、たとえ1曲目といえども感動的な演奏なわけですよ。親心的には自然と拍手がしたくなるわけですよ。それを阻止される悲しさ。今回も3団体くらい1曲目終了後に拍手がわき起こってしまったばっかりに、「拍手はご遠慮ください」とアナウンスされてました。。
この発表会でのルールだということは分かるのですが、それにしてもフラストレーションの溜まるルールだなぁ…と。

*1:id:studioemix:20081208