urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

ホルン吹きよりホルンな件

昨日、一昨日とN(日本)A(アマチュア)B(ブラス)E(アンサンブル)O(組織=organization)のフェスティバル(in戸田)だったわけですが、今回の運営幹部のふがいなさに振り回されていたものの、なんとか無事終了しました。
まぁ、幹事団体のふがいなさの一番の原因は「若さ」にあったようで。
平均年齢が20代半ばということで、そりゃー配慮に欠けても仕方ない、かも。演奏もホントに若々しくて良い意味で皆うらやましがってました こういう団体は今後の活躍が大いに期待できるのですが、だいたいあと2〜3年すると結婚、出産などで女性団員が離れ、男性も転勤などで活動が難しくなり、虫の息・・・というパターンが多いのですよ。もともと少人数で活動してますから結成3年〜5年くらいで活動休止という団体も少なくない。
でも逆に、NABEOには結成30年という老舗団体も存在します。そちらは40〜50歳代のメンバーで構成され、演奏も円熟味が増していてシブい。同じ「上手い」でも深みが違うのです。
わがSFCは結成15年。キャリアだけは加盟団体の中で中堅といったところでしょうか。おかげで初参加だというのに妙な貫禄を醸し出してました。つか、参加費7000円払ってんだから、ココでアッピールしないでどうする!? ってんで、ガンガン攻めの姿勢で吹いてきましたよ。
そうしましたら、ゲストである上野の森ブラスの5人の方々、ちゃんと全部の団体の演奏を聴いておられたのですね。しかもそれぞれMVPまで用意していらっしゃった。懇親会(打ち上げ)でそれが発表されるなんて、知らなかったよ〜
ちなみにSFCの評は
澤敦さん(ホルン)→全体的にすこし単調だったのでもうすこしメリハリのある演奏だと良い。しかし後半のテューバのガツンと響くフォルテがすばらしかった(要約)
杉山淳さん(テューバ)→さいたまファンファーレクラブ,J'zCrazeの,ペルセウス、NOBO。10人はスタンドプレー。爽やかな曲だね。リズム隊は踊って欲しいなあ。アルトホルン(テナーホーン)一本てのが渋い(twitterより)
おぉっと! 好印象じゃん!? オリパパにも「良かったよ〜」と言われ、アッピールした甲斐がありました。
そしたらなんと!!
各団体のホルン吹きを中心に聴いていらっしゃった澤さんに、わたくしMVP賞をいただいてしまいました! 商品はつの笛集団のCD
ビギナーズラックとはまさにこのこと。大変嬉しい。嬉しいのですが・・・わたくし、フレンチホルン吹きではないのですよ。。。キャリアはトランペットが一番ながいのですよ。。。今でも(たまに)吹くし。
ハイアマチュアホルン吹きのみなさまを差し置いて、似非ホルン吹きの私がMVPをいただいてしまうのは大変申し訳なかったので、澤さんにお礼がてら伺ったのですよ。そしたら「あなたが一番”音楽”を表現していた」と。舞台に立っているときの表情が素晴らしかったとお褒めの言葉をいただきました。
プロの方にお墨付きをいただくと、自分のやっていることが間違いじゃなかったんだって自信がつきますね。だって、私、いつも舞台上では”音楽”をやろうってことだけを考えてますもの。上野の森ブラスの演奏はすべて暗譜なんですけど、約2時間の演劇を観るかのごとく時間が経てば経つほど舞台に引きつけられていくんですね。そういう表現が、大事なんじゃないかと思ってるわけですよ。
今回演奏したNOBOは、小さい本番も含めると6〜7回は人前で演奏しているんじゃないかと思いますが、あべつんさんの曲に込められた魂もあいまって回を追うごとに好評で、懇親会でも問い合わせが殺到 これマジで売れるんじゃ…