urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

クミンまつり

自治体主催の「区民まつり」。
合併する前、小さい「市」だった頃から行われていたイベントなので、その頃から続いていると考えれば実は歴史がある。

近所の飲食店や市民団体などがたくさん出店するイベントなのだけど、規則正しく区切られたスペースにお揃いのテントが張り巡らされているからか、遠くから見るとどこにどういうお店が入っているのかわからないのでイマイチ盛り上がっているのかどうなのかわかりにくい。
せっかく区内の主要道路を封鎖して行われているというのに、決してお客さんが少ないわけじゃないのに、なんとなく寂しいというか、自治体主体のなんとも言えない独特の「ユルい」雰囲気を醸し出している。
会場にはステージも用意されていて、そこは区民活動の発表の場となっている。事前に応募すれば応募多数でない限りステージでパフォーマンスできるので、おじさまトロンボーン集団「サクラボーンズ」としてエントリーした。

かなり立派なステージで、音響もしっかりしている。ビッグバンドや中学校の吹奏楽部、ちびっこチアリーディングに手品ショー、最近はどのイベントにもフラダンスが2〜3団体エントリーしていて、どんなに寒い季節でも裸足にフラドレス着て南国ハワイのゆったりした踊りを披露している。
持ち時間は20分。その中で皆たっぷり自分たちの練習の成果を披露していたので、タイムスケジュールがどんどん押してしまい、出演順が一番最後だった我々の演奏に順番が回ってくる頃にはおまつりの終了時間をとうに超えてしまった。
なんと。
ユルいにもほどがあるぞ。
しかし時間が押したからといって中止するわけにもいかない。
翌日も開催するのでテントこそ片付けられなかったものの、飲食や物販などのテントはすべて閉じられてしまい、道路の通行規制も解除されるなか、我々おじさまトロンボーン集団の演奏がやっと始まった。
2団体前のちびっこチアリーディング披露のときはあふれんばかりのお客さん(お父さんお母さん)に見守られていたのに、終わった途端何処へともなく去っていった。残るはおじさま達の知り合い数名と(去り際を見失った)心優しいお客さん数名。それから市の職員だろうか。。風も若干強くなって寂しさの演出は完璧だ。
きっと駆け出し芸人さんの営業ってこんな感じなんだろうな、いやもっと厳しいかもしれないな、、そんなこと思いながら暮れゆく寒空のなか、20分の演奏を終えた。