urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

SNSに思う2015夏1

SNSでのコミュニケーションが一般的になって、実際に会って話すよりもネット上で会話するということが多くなった。教育実習先の学校で指導教官が「これからはインターネットの時代だ」なんて意味がわかっているようなわかっていないようなことを力説していたのが20年前。当時は世界中の人と瞬時に会話ができる時代が本当にくるのかな、なんて思ってたけど、見事にやってきた。
ここまで身近になって気づいたことは、実際に顔と顔を見合わせたコミュニケーションとインターネット上のコミュニケーションは似て非なるものだ、ってこと。元来文字を書くのが好きな日本人はSNSでも毎日のように文章を書いているけれど、どんなに技術が発達しても話し言葉と書き言葉は同じにはならない。顔と顔を合わせての話し言葉は、文章の情報だけでなく話しているときの顔の表情、動作も読み取る。むしろその、顔の表情から得る情報のほうが多いかもしれない。
でも、ネット上の書き言葉は文章からしか情報を読み取れない。しかもパソコンに内蔵されたフォントによって見た目の文体も一律化されてしまう。だから、実は書いた本人の喜怒哀楽は読み手の先入観でどうにでもなってしまう。