urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

故郷の空気

マチュアバンドの運営やってると、「演奏会聴きに行くから」という理由でメンバーに練習を休まれると残念な気持ちになるのもすごく分かるし、自分の演奏会に「バンドの練習があるから聴きに行けない」と友人から断られたときの残念さも痛いほど分かる。
今日は来週本番のブラスバンドの練習と、SFCの通常練習日。でも昔少しだけお世話になったバンドの20回記念の演奏会がある。静岡で一般吹奏楽団として活動している「旧」静岡東高OBバンド。20年前から行こうと思いつつバンド練習が重なって行けなかったのだけど、今年は知り合いもたくさん出演するので、思い切って聴きに行くことにした。
行きは高速バスを予約して帰りは新幹線の最終に乗れば、費用と時間が節約できる。出演するOBの先輩にメールしたら「よかったら打ち上げにも」とお誘いいただいたので、1時間くらいだったら何とかなるかもしれない。ということで日帰り弾丸ツアー決行。
演奏会の内容自体は普通の一般市民吹奏楽団の演奏だったけど、行ってみれば他にも知ってるOBがたくさんいてびっくり。OBではないけど中学時代の吹部顧問が団員にいらっしゃってさらにびっくり! 終演後に挨拶したら、憶えているようないないような……ま、四半世紀も前の話だし、弱小吹部だったし、仕方ないかw
予定どおり打ち上げにも参加させてもらい、唯一同級生で参加しているメンバーとも久々の再会。一年下の後輩や大先輩方とも久しぶりに会えた。久しぶりなのに会話がとぎれないのは、何と言うか、故郷静岡の空気がマッチしてるのかなぁとも思った。東京着最終の新幹線に乗るために1時間弱という短い間だったけど、メンバーの皆さんに本当に良くしていただいて、とてもリフレッシュした気持ちで帰路についた。


もしも自分が高校卒業後も静岡から離れることがなかったら、このOBバンドでずっと活動していたかもしれない。今となっては大学時代に酸いも甘いもお腹いっぱいになるほど吹奏楽を経験し、一通りやり尽くしたこともあって、金管バンドや小編成アンサンブルといった、いわゆる吹奏楽のジャンルとはすこし離れた音楽活動をしているけど、仕事であれ趣味であれ静岡の空気に包まれながらぬくぬくやっていたほうが本当は良かったのかもしれないんじゃないのか・・・いや、そんなことを考えてしまったらまた後ろばかりみることになってしまうのでしっかり前を向いて歩いていこうと思う。