urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

父の日に

父の三十三回忌。
父が白血病で亡くなったのは1986年、私が中学1年の夏。
その4年前に骨髄移植手術のために1年間ほど入院生活にはいり、その後退院してからも何度か通院、入院を繰り返していたような気がして、、まぁ30年以上も昔の話なので私も記憶が定かではないのだけど、とにかく私にとって父の記憶はほとんどない、といったほうが正しいかもしれない。
アルバムの写真があるから憶えているだけで、あとは断片的にしか記憶にない。
やさしかったことも、怒られて怖かったことも。
中学に入学してすぐにまた入院し、それから間もなく意識のない状態が続いていたので、父と将来の進路について真面目に話したこともなかった。小学生の頃に「恵美子は弁護士になれ。いや、それとも検察官か?」とか「早稲田大学に入れ」なんて言われたことがあったけど、小学生にとっての大学生や社会人像なんて夢のまた夢にすぎないから、まったく現実性がない。
もしも父が健在だったなら
私は早稲田大学を受験したのだろうか
私は弁護士をめざしていたのだろうか
「もしも・・・」なんてナンセンスなのは百も承知
でも、
それでも、
父が骨髄移植手術をした年齢にいま自分が到達して、
果たして自分が生きてきた道は自分が納得できるものになっているのか
まだ何かの、誰かの「せい」にしていないだろうか
答えのでない問いを繰り返している