守るも守らぬも

「規則は破るためにある」そんな格言があるかどうか知らないけど、決まりごとというのは必ず守らない人がいる。守らない人がいるから禁止事項にさらに禁止事項を重ねるのか、禁止事項があるから守らない人がでてくるのか、禁止事項がなければもっと収拾着かないから今の状態が秩序が保たれている限界なのか、、、何にしろ決まりごとというのは長所も短所も持ち合わせている。
キングオブ公共の場である公園には、さまざまな立場や年代の人が集う場所とあって決まりごとも多い。場所によっては「ボール遊び禁止」という看板もあるそうだ。敷地が狭く民家が隣接していたり、小さなこどもが多く集まるなど、血気盛んな少年達によって全力でボール遊びをされるとかえって危険だという判断から「遊んでも良い場所で遊べない」という矛盾した看板を立てる結果になったのだろう。そう、万民が穏やかに過ごせるように考える策には必ず矛盾があるのだと思う。
所用で訪れた江戸川区のとある施設にも、公園内での決まりごとを掲げた看板が立っていた。

重要な部分を赤字で明記したばっかりに、日に焼けて消えてしまい、難しい穴埋め問題になってしまっている。これではなにを守ればよいかわからない。矛盾。