負のチカラ

人との出逢い、巡り合わせって、運と言うか気というか、なにか見えないチカラみたいなものがあると思ってる。それをスピリチュアルな思想や言葉で語る人もいるけど、そういう言葉を使うと解りやすいからで、自分は別にそういった思想の崇拝者ではないけどなんとなく理解はできる。
スピリチュアルな崇拝者じゃなくても「運が悪い」「縁がない」という言葉は誰でも使う。たとえば、大事なイベントの当日に体調を崩して参加できなくなってしまう、友達と会う約束をしていたのに身内で不幸があり延期になる、海外旅行の出発当日に大地震が起こる…などなど。
海外旅行の当日に大地震に遭った3年前、私は初の海外に対する期待があったのと同時に、知らない土地への不安、嫌いな飛行機への不安、一週間日本を離れることへの不安、そんな負の心境が入り混ざっていた。でもやっぱり、ハワイに到着すればきっと楽しい日々が待っている、一緒に同行する仲間がいる、ワイキキビーチでビキニ着るんだ（そのために水着買った）、といったワクワク感だってたっぷりあったわけで、大地震で行けなくなった時は本当に残念だと思った。
だけど「運」や「縁」のチカラはその人の不安をしっかり見抜いているのだな。
「運が悪い」「縁がない」と思うときは、期待やワクワク感に対してほんのわずかばかり負の心境が勝ってしまうときなんだろうなと思った。