urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

消費●税

個人事業主になって3年目、今年も確定申告の季節がやってきて、経理担当らしく書類をまとめてます。
確定申告や税金の計算などの業務は税理士さんにも手伝ってもらっているけど、日々の経費や領収書、請求書の管理はこちらでやらねばならず、特にこの時期は1年分をまとめなければならないので大変です。
各クライアントさんから受け取った支払調書とこちらの請求書や実際通帳に払い込まれた金額が合っているか照らし合わせるのも仕事のうちになるんだけど、これがまた私の性分にぴったり。金額が合ったときの爽快感ってたまらないよね。
・・・なんだけど、合うはずの金額が合わないときのイライラといったら!
悔しいのでひとつひとつの案件ごとに計算し直してみると、クライアントさん毎に税金の計算の仕方が違う! というか、消費税の存在があやふやになってる!
本来消費税って、すべての消費されるものにかかるわけだから、どんなにぴったりの金額でも消費税分は含まれる計算になるはずなのに、消費税を無視して源泉所得税の計算をしている案件が続出。。なぜこういうことが起こるかと言えば、個人事業主の場合収入によっては消費税を別途納めなくてもよい特例があるからで、場合によっては消費税を上乗せして請求してもその(預かった)消費税を国に納めなくてもよいのですよ。でも、消費税を納めなくてはならない場合は、消費税を無視した計算をされてしまうとこちらが損をしてしまうわけです。
クライアントさんは大きな出版社も多いので会計が曖昧なわけじゃなく、「俺ルール」にのっとって計算がされているので、それぞれの取引自体はつじつまが合っています。それは違法でも脱税でもなく、自分たち会社がより良い運営を行っていくための取り決めであるのです。
国が決めたことだから一つの方法こそが正しくて、皆それに則らなければならないって思ってたけど、実はそうでなくて、一つの目的を達成するために方法がたくさんあるのだな、と。確かにそうでなければ息が詰まってしまう。税金の計算ひとつとっても、頑固な私の脳をやわらかくするヒントが隠されているのだな、と思いました。