urashimono

otoshimonoの裏日記。すなわちemixがつらつらと適当に書きます。

未練から得たもの

先日の金管バンドレッスンの合間にちょっと世間話をしましたら、来年はコンクールに出場するんだよね〜なんて話から、でも6年生は卒業かぁ〜、だけど中学校で吹奏楽部に入ったらコンクールあるよ〜ってな展開になりまして。そしたら
「えーわたし吹部はいんないもん。バトミントン部はいるもん」て。
しかも一人だけじゃなくて皆クチを揃えて言うですよ。ありゃりゃ。小学校で専門トレーナーに教えてもらうなどという好環境に居ながら楽器を続けないなんてちょっと勿体ないなぁとは思うんだけど、そういえばもう一つ指導に行ってる小学校でも(こちらはコンクールで東日本大会まで出場する強豪にも関わらず)中学では吹奏楽部に入らない子が多いという。しかも個人的に技量の高い子であればあるほど運動部に入るのだとか。
中高大10年間吹部ひとすじだった私からするとちょっと驚きだったんだけど、もしかしたら小学校でこれだけの活動をしてしまうと未練がないのかもしれない。そもそも私が中学で吹部に入ったのは小学校時代の鼓笛隊(管楽器セクション)に憧れてだし、高校で吹部に入ったのは中学で吹きたくてもできなかったトランペットを吹くためだったし、大学で吹部に入ったのは高校まで上の大会に行けなかった悔しさからなんとしても全国大会に行きたかったからだし。
で、結局どうだったかって、中学では合奏よりも腹筋やマラソンや先輩からのいびりばかりで大して楽器吹けなかったし、高校ではちっともトランペットが上達しなかったし*1、大学では全国大会行けなかったし*2。。。
未練たらたらでココまで楽器を続けているからこそ、今となってはアルトホルンの先生として貢献しているとはいえ、その時その時で充実した活動ができることも大事だよね。小学校でこれだけ上達した経験を生かせば、別のことを始めてもきっとうまくいくしさらに世界が広がると思う。だから、トレーナーという立場からすれば「もったいないよ。せっかくここまで上達したんだから吹奏楽部入ろうよ。」て言うであろうところを、
「うん、そうだねー。吹部入ってもアルトホルンないし、はいんないほうがいいかもねー♪」
て言っちゃった♪

*1:実は私が高校卒業翌年に東海大会へ出場している

*2:私が入学する2年前と卒業3年後に全国大会へ出場している